2018年5月24日、タイ最大の銀行であるバンコク銀行(Bangkok Bank)がオープンソースの分散型元帳プラットフォームである「Corda」を活用した「マルコポーロ」貿易金融プラットフォームに参加していると調査会社のFinextraが24日に伝えた。
Bangkok Bank joins R3’s Marco Polo consortium
「Corda」はR3社(R3CEV LLC)の開発したオープンソースの分散型元帳プラットフォームで、ニューヨークを拠点として200社以上の参加企業から成るコンソーシアムを率いており、参加企業は「Corda」上でアプリケーションを開発することができます。
「マルコポーロ」はR3社と貿易金融ハイテクプロバイダのTradeIX社の共同イニシアチブで2017年から開始した貿易金融プラットフォームで、リスク緩和をはじめとする貿易金融の様々な側面から仲介構造を取り除くことに焦点を当てているシステムです。
バンコク銀行のイアン・ガイ・ギラード(Ian Guy Gillard)執行副社長は「R3、TradeIX、そしてマルコポーロプロジェクトに参加している各国の大手銀行と共に、貿易金融の複雑さと非効率性の解消に分散型台帳技術を応用できることを喜んでいる」と述べています。
また、ギラード氏と同じくバンコク銀行執行副社長を務めるパニット・ダンバタナチット(Panit Dunnvatanachit)氏は「バンコク銀行はR3の技術に大きな可能性を感じている。テクノロジーを効果的に利用することによって、複雑なプロセスを簡略化し、より迅速で安全な取引をサポートすることができ、クライアントの要求に応えるための革新的方法である」と語っています。

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私はタイにいるので日本のニュースには疎いのですが、日本の金融機関が最新テクノロジーを使ったというニュースはあまり聞かない気がします。
いつの日か日本が世界から取り残されなければよいのですが、、、