2019年5月7日、米フィンテック企業R3とグローバルIT企業Wiproは、タイにおける銀行間決済でデジタル通貨の使用を可能にするブロックチェーンソリューションを開発したと発表した。
このタイのプロジェクトは「インタノン(Inthanon)」と呼ばれており2018年8月に立ち上げられ、ブロックチェーンソリューションはタイの中央銀行であるタイ銀行が検討している中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)に使われることになる予定だ。
ブロックチェーンソリューションはR3の分散型技術コルダを基盤にして、タイの8つの銀行が中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)を使って決済を銀行間で行えるようになる。また、一部の金融機関にも中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の利用を制限する計画を検討していると報じられた。
タイ銀行の総裁は、各国が現金の使用からデジタル通貨の使用に切り替えるまでには3~5年かかるだろうと予想しており、金融機関の間で使用するデジタル通貨については2019年には実際に使われることになると述べている。
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